読了目安:9分です -2024.9.30-
こんにちは。
今回は、痛みについて書いていきたいと思います。
この題はですね。「痛い」て結局どういうことですか?とお客さまからご質問を受けまして。
イメージがつくことを最優先とし、大まかにこんな感じです、といったことを書いていきます。
1.痛みを知覚する
まずは導入から。(次回から具体的内容に入ります)
そもそも。
痛みを知覚する流れを簡潔に書きますと。(まぁこれはいらない情報かもw)
感じられる痛みは、外受容からと内受容のものがあります。
動きや姿勢に関わる痛みは外受容からの情報によるものです。
表面で得た「情報」が、脳に伝達され知覚されると「痛み」として感じます。
痛いと感じる程度が人によって異なるのはこの流れがあるからです。
受容器自体の感度と、脳への伝達、脳での統合度合い、によってどれくらい痛いと感じるかどうかは異なってきます。
この考えから言えば。
痛みを感じる感度が低い方(所謂”鈍い”)は、
身体のバランスが崩れていても違和感や痛みを感じるまでかなり遅いです。ですので、痛いと感じた時には既にバランスは大きく崩れていることがあります。
身体感覚感度が高い方は、
少しの崩れでも違和感を感じるため、痛みになる前に気付ける、とも言えます。
バランスの良い身体状態を維持するには身体感覚の感度を高めておくのも一つの手ですね。
2.筋筋膜性の痛み
痛みにも色々な痛みがあります。
外傷の痛み、内臓の痛み、神経圧迫の痛み、などなど。
腰の痛みや肩の痛みは大抵は筋筋膜性の痛みです。(この名称が正しいかは・・・🤔)
どんな痛みかと言いますと。
まず。
筋膜は、下記図の結合組織にあたる部分です。
筋肉は特定の骨を動かす動力としての働きのみなので、途切れるものです。
(二関節筋など特定の筋肉は骨を跨いで走行するものもあります)
一方結合組織は。
皮膚を見て貰えば一目瞭然。途切れることがありませんよね。
筋膜は筋肉と皮膚の間にある組織ですが、皮膚と同様に途切れがなく所謂「全身繋がっている」組織です。
動力としての筋肉。
その動きに沿って伸びる結合組織。
これらが動く際にうまく伸びてくれれば何も問題はないのです。
ですが。
どちらかか、どちらもか、動きや姿勢を変える度に干渉してしまうと・・・
”引っ張られて”痛みとして感じます。
これが痛み、というやつです。
ピキッ!とか
うっ!とか
感じるのもこの痛み要因からそう感じるのです。
ぎっくり腰やぎっくり肩は上記の「引っ張られる」の最強状態、と言えますね。
ぎっくりが習慣になって怖いなと思われている方は、筋肉と結合組織どちらも柔軟性を保っておくと起こることはないので心配いらなくなりますよ✨
↑全身の柔軟性を保つことになるので、どこを伸ばしておけば良い、と言う話ではなくなるので
全身運動の定番「歩く」を習慣にすると色々考えなくて良いので私は楽だなと思っています。
あ、手ぶらで。組織の特性上、20分以上歩くことをお勧めします。
痛いと意識がそちらへ持っていかれるので気分も下がることが多いです。
でも痛みは防衛の一種です。
バランス崩れはじめてるぞ!
これ以上偏る使い方すると危ないぞ!
と言う信号でもあります。
この信号がなければ、究極は歩けなくなってから身体の不具合に気づく、などもあるかもしれません。
そう思うと、痛いと厄介だけれど便利な機能とも言えます。
私も鎮痛剤など服用しますが、あくまで「バランスが崩れた状態を再び整えていくための前準備」と思って服用します。(発熱のある風邪を引いた時に、ゆっくり休養するためにも苦しさを軽減するための解熱、みたいな感じです)
予定や都合ややらなくてはならないこと、多々ありますが。
身体、動けなくなるともうそれどころではなくなりますから。
そうなってみないとわからないものではあるので助言程度しか出来ませんが、痛み止めの常用などで”無かったことにする”気づいたら修復がかなり大変になっている、ことだけはないように気をつけてくださいね☘️
次の投稿は。
腕を上げた時に感じる肩のずきっとした痛みについて書きたいと思います🫡
と、思ったのですが延期にします。
この投稿に付随して、痛みの種類と原因の見分け方、を書きます🫡
整体「華羽」
原田文
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