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読了目安:10分です -2024.10.7-

こんにちは。

今回は要因箇所を特定する為に必要な情報として、「痛みがいつ起こるか」探るきっかけにして頂く為に書いていきます。

「痛み」については他投稿もご参照ください。

痛みが動作時か?静止時か?探る理由

痛み要因を探る指標の一つとして、

・動いた時に痛い

・何もしていなくても痛い

などお聞きします。

(どちらもの場合もあります)

 

どちらであるか分かることで、

動作時の痛み→動く筋肉・その周囲の組織による痛み

静止時の痛み→姿勢保持に使われている筋肉・その周囲の組織に起因した痛み

と、予測をつけることがで、予測がつけられることで絞り込む要素が限定されてきます。

 

1:動かす時に痛む場合 

動かす時に痛む場合は、

その動作時に「縮む筋肉」「伸びる筋肉」により引っ張られることで痛みを感じている、可能性があり(必ず、ではありませんが)、

その動きに関わる縮む筋肉・伸びる筋肉を探ることで要因を絞れます。

 

具体例

【腕を最大まで挙げようとすると嫌な痛みがある】投稿で挙げた腕を挙げる動作を例えにすると。

まず。

腕をあげることにより肩周りの筋肉がどのように変化するのか見比べてみてください。

これらの筋肉の中で、三角筋に注目してみてください。

青い線で縁取っている部分です

三角筋だけでも、腕を挙げれば挙げるほど変化していくことがわかります。(腕をあげる時は縮む)

 

ここでのポイントは。

筋肉が動く=周囲との繋ぎ目も動く

ということです。

※繋ぎ目は結合組織(筋膜)のこと。下図の水色部分が結合組織。白色部分は筋肉。

 

繋ぎ目が硬くなっていた場合、動く度に”引っ張られ”、痛みとして感じます。

 

繋ぎ目(結合組織)が引っ張られて痛みを感じる現象についてはこちらをご参照ください

 

※腕を挙げる動作の場合、関係している筋肉が複数あるので複数が要因となっていることが多いです。

※肩周りの筋肉は小さい筋肉も多いので数が多く、その分、筋肉単位で要因を数えると要因総数は多いことが多い。一方、腰回りの筋肉は大きい筋肉が多く筋肉数で言えば少ない為、筋肉単位で腰痛などの要因を数えると要因総数は少ないことが多い。

→施術としても腰痛の方が圧倒的に取り切るまでの時間は早いです。

 

2:静止時に痛む場合 

この場合は、

動かすことで引っ張り合う現象が解消し、

止まることで引っ張り合う現象が起こっている、

可能性があります。

 

動作時の痛みと反対のことが起こっていることになります。

 

具体例

座る姿勢を例にとるなら。

骨盤を倒して座り続けると、太もも裏の筋肉は縮み続けます。

 

例えば。

太もも前側と裏側が引っ張り合う関係になることで痛みを感じる、ふくらはぎと太もも裏が引っ張り合う関係になることで痛みを感じる、といったことが起こります。

 

3:痛みが起こる場所は一定ではない

ただ。

動作時の痛み、静止時の痛みどちらも、要因を絞るための一つの情報でしかないのでこれだけでは絞り切るには無理があります。

 

理由は。

先ほどの例で挙げた、太もも前側と後側が引っ張り合う関係になっていた場合でもその現象で必ず痛みを感じるわけではないからです。

 

痛みの有無だけでなく、痛みを感じる場所も異なる場合があります。同じ箇所の引っ張り合いでも、腰が痛くなる場合もあるし、足が痛くなる場合もあります。

 

え、絞れないじゃない😭

と思われるかもしれませんが。

 

「痛み」を分析するときに、

動いている時に痛いのか・止まっている時に痛いのか

要因を探る為にはとても重要な要素ですので、この痛みはなんで起こっているんだろう?と思った時の一つの指標には確実になります😊

 

施術ではこれをお客様の問診から探ると同時に、ざっくり視診で探り、触診で細部まで探ります。

視診も触診も慣れではあるのですが、ご自分でも日頃からご自分の身体に意識を向け、今はどんな使い方をしているか、身体のコンディションはどうか、と感じることでその偏りはみえてきます。

 

これには慣れが必要なので、ひとまずは、動いている時に痛いのか・止まっている時に痛いのか、だけでも絞ると手立ての一つになります。

 

今後も痛みについて、痛みを分析するための手立てをまた幾つか挙げていきますのでそちらもご参照ください。

痛みカテゴリーに挙げる予定です

 

どれくらいの情報があると絞り込みやすいか

以前作った画像を見てもらうと「どのくらい情報があると絞り込みやすか」イメージつくかもしれませんのであげておきますね。

 

セルフでは絞り込みが難しいな、と感じた場合はご相談ください😊

 

 

整体「華羽」  

原田文

 

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