読了目安:10分です -2024.10.9-
こんにちは。
今回は、投稿で度々出てくる引っ張られた時に感じる痛みについて、どんな現象が起こっているのか書いていきます📝
この表現は私が現象を捉えて表現したものなので公の言葉ではありません。
この投稿で扱う痛みは筋・筋膜性の痛みについてです。
1:骨を動かすのは筋肉と結合組織(筋膜)
腕を挙げる、動きを例にして動きをみてみます。
腕を挙げる動きの原動力は筋肉、

筋肉が動かしているのは骨、

筋肉一つ一つの動きを
「腕を挙げる」動きひとまとまりにするのが結合組織(筋膜)です。

人体だとなかなかのインパクトなので鶏肉を🍗代用。

単一の筋肉をひとつのまとまりある動きにするのが筋膜。連動性は筋膜が担っている。
骨を動かすのは筋肉だけでなく、結合組織も必要ということです。
2:骨が動く範囲と筋肉・結合組織が動く範囲が異なるとどうなるか
可動域について
可動域、という言葉をご存知でしょうか。
関節一つ一つには、動かせる範囲が大体決まっており、その範囲を「関節可動域」と言います。
例えば。
腕を挙げる動きならこの範囲まで骨は動きます。

骨が最大限可動域内動く為には、
①パワー源である「縮む」筋肉
②縮む筋肉を補助する「伸びる」筋肉
③動きをまとめて筋肉に合わせて動く結合組織(筋膜)
これら全てが必要です。
(靭帯などは簡潔な内容にするためここでは除きます)
自重で最大可動域まで動かない場合は
②と③の制限によることが多いです。
動きの制限が起きていない場合も
②と③の制限によることが多いですね🤔
具体例
肘を曲げ伸ばしする動きを例にすると。
肘を伸ばす動きの際は
①→三頭筋
②→二頭筋
③→二頭筋三頭筋周囲の結合組織+首/胸/肩/前腕/手周囲の結合組織

③に注目してください。
肘を伸ばす動きに関わる結合組織は①②周囲の結合組織だけでなく、上腕周りの結合組織も関わります。

例えば。
肘を伸ばした時に痛みを感じたとします。
本来、骨は180度(女性や子供はそれ以上)伸ばせます。
中の骨が180度伸びるはずが
外の筋肉②と結合組織③が180度まで伸ばす柔軟性がないとしたら🤔
物理的に「引っ張られる」ことがイメージできるでしょうか。

これが引っ張られることによる痛み、です。
3:静止時の痛みも同じ
静止時の痛みも動きは伴いませんが「引っ張られる」現象は同じで、中と外の相違があることにより痛みを感じます。
全身は繋がっている、と動画でもよく話すのは③に理由があります。
動作時、静止時も同じで、③の関わる範囲が広いため全身をみる必要があります。
関わる範囲が広いので要因を探るには、全身は繋がっている=要因は全身に及ぶ可能性がある、と思っていた方が特定しやすいです。
4:痛み原因で骨を疑う場合
痛みを感じると、骨がおかしくなっているのか!?と思う方もおられると思います。
その場合は、念の為、レントゲンを撮って骨に異常がない、ことを確認することも一つの手です。
レントゲンを撮るのは
異常がないことを確認する為
です。
異常がないことが確認できたら、筋肉や結合組織の柔軟性をチェックしてみてください。
※明らかな可動域制限がある場合は靭帯・関節包などの組織もチェックしてみてください。
医師から、画像所見に問題は見られない、と言われたのであれば周囲組織の不具合かな、と思ってみてください。
※脊柱管狭窄症など脊椎関連であれば画像所見で何かしらの不具合が見られるかと思います。その場合であっても骨の問題でなく周囲組織の不具合により痛みが起きていることが多いです。(レントゲンだけではどちらの痛みであるか判断できません)重度の所見でなければ、手術の前に周囲組織へのアプローチを検討されることをお勧めします。
判断は最終的には自身で行う。ここはとても大事です。
医師は全ての痛みに対応するわけではありません。
筋・筋膜性の痛みであれば多くの整形外科は治療対象範囲外かと思います。
ぺインクリニックなどを除く
よい・悪い、ではなく客観的に「対象内か対象外か」それだけなのです。
筋・筋膜性の痛みは徒手療法が対象範囲内ですので、整体をお選び頂くと良いですよ😊
(リハビリも徒手療法ですが日本ではリハビリは医師の指示が必要ですので同じ人間の徒手でもカテゴリーは「整体」となります)
痛みを感じても外傷でなければ外から分かりにくいので判断がつかないこともあるかと思います。
ですが、痛みがなくならない、ことはありませんので(身体は変化するものなので)
これらの情報を元にして、感じる痛みをご自身で色々分析してみてくださいね☘️
痛みに関して、お力になれることは多々ありますのでお悩みの場合はぜひ一度ご相談くださいませ☺️

整体「華羽」
原田文

赤羽駅から徒歩5分|全身調整 整体「華羽」