読了目安:7分です -2024.10.17-
こんにちは。
今回は肩の痛みです。
「横向きの体勢」はどんな状態か?
横向きに寝た時に
下側の肩が痛くなる
状態。

痛みの前に、横向きの体勢を後ろからみていきます。

※厳密に言えば、背骨と肋骨も上方の絵の様に捻れが起きています。
上の絵を見て頂ければお分かりの様に。
下側の肩甲骨・鎖骨・上腕骨は上方&前方に上がりながら身体の中心に引き寄せられます。
(頬をつく体制は肩甲骨位置が変わるので、今回は除く)

肩甲骨が上がる&引き寄せられるだけでなく、

肋骨に沿って前にスライドします。
単純にスライドするだけでなく、体重がかかるので半ば強制的に前にスライドすることになります。

この肩甲骨の位置は、下記の姿勢と似ています。

この姿勢で、一側方から圧がかかる状態、と思ってください。

なぜ痛みが起こるか?
痛みが起こると、この体制自体が悪いのかな?と思うことも多いかと思います。
ですが。
ご自身でも、痛くなかったこともある、と自覚できると思います。
人が自ら取れる体勢であれば、その体勢自体に良し悪しはありません。
あるとしたら、その体勢ばかり続けている/崩れた全身バランスを整える動きをする機会が少ないなどです
痛みが起こる理由は
肩甲骨の柔軟性が
この体勢を取れるほど無いから
です。
※この体勢は上腕骨も関連が深いので上腕骨付近も要因となっている場合もあります!
肩甲骨は上下+左右(前後)+回旋+傾斜と多方向に動きます。

これらの動きの動力は筋肉ですが、
筋肉が十分に動くためには周囲の結合組織の柔軟性が必要になります。
今回の内容の場合。
痛みが起きない状態=柔軟性がある状態
ですので、
結合組織内を肩甲骨がスムーズに動ける状態、と言えます。
※筋肉の短縮など筋肉自体に問題がある場合、靭帯などに問題がある場合もあります

痛みを解消するには
要因が分かれば、
それを解消するだけです。
この場合でしたら
肩甲骨がスムーズに、どの動きでも滞りがない状態にしてあげれば良いのです。

前にスライドする動きと斜め上方への動きの改善になりますが、
前にスライドする動き(外転)を引き出すには、対となる内転の動きも引き出す必要があります。
斜め上方の動き(上方回旋+挙上+前傾)を引き出すにも、こちらも下方回旋と下制の動きも引き出す必要があります。
結果。
肩甲骨が本来持つ動きを満遍なく改善することが、状態改善には一番最短ルートです。
これは痛みを単にその時取り除くだけでなく、より長い期間、良い状態を維持するためのルートでもあります✨
これは身体の特性上からの見解だけでなく、お客さまの施術をしていていつも実感することです😊
満遍なく、滞りを解消し、その対となる場所や関連箇所も全て整えると、良い状態をより長く保つことができます。
この関連箇所がミソで、関連箇所全て整えるからこそ全身整える必要が出てくるのです✨
肩は届きにくい場所も結構ありますから。
この体勢に限らず、肩関係の痛み違和感でお悩みがありましたらぜひ一度ご相談ください☺️徹底的に取り切ります✨

整体「華羽」
原田文

赤羽駅から徒歩5分|全身調整 整体「華羽」


