読了目安:10分 -2024.11.10-
こんにちは☺️
寒くなってきました・・🥶やっぱり、秋は短かい様ですね🍂
1:冷えについて
はじめに肩こりと関連が大きい「冷え」について少し書きます。
寒くなると、冷えにより身体の状態が気になる方もいると思います。
現代医学では冷えを治療対象とはしていませんが、中医学の見解では身体のバランスの乱れからくる状態と捉え、その先の病気に繋がる可能性が高いため治療対象となります。
中医学的に冷えを治療対象としてみた時、その状態は人によって異なります。
「気」「血」「津液(水)」
の乱れで冷えをみるとすると内側はどのようになっているかと言うと。
下記のような2タイプに分けて、内側がこの様になっています。
※体質にはこれだけでなくさまざまな分類があります。
※”血”の概念自体も現代医学と少し異なるので、気になる方はそれぞれのタイプ、気血水についても調べてみてくださいね☺️
この様に、「冷え」と言っても背景は様々なので、冷えによる「肩こり」「首こり」であっても単に”外側から温めれば良い”という話ではないと言えます。
体質とは言え、冷えが様々な疾患の大元になることも多いです。
例えば・・
「血虚」による冷えの症状がある場合。(これは所謂”貧血”ではありません)
血は、各臓腑や組織への栄養を送る作用があるため、補養・作用が不十分であると
・顔色が蒼白・唇爪色蒼白・生理不順・めまい・目の乾燥・心悸・不眠・多夢・健忘・四肢の痺れ
が症状として現れます。
【参考文献】辰巳洋:実用中医学.2023第2版
中医学では症状別、検査別に身体をみるのではなく、全体のバランスで身体の状態をみるので、異なる症状であっても、その背景は同じであることも多いです。
同じ症状でも背景は異なることも多い、とも言えます。
冷えに限らず、身体・心共に”病気ではない不調”を感じている方は要因背景をもう少し深掘してみることをお勧めします✨
背景は色々ですよ、と前提をお伝えした上で肩こり・首こり予防対策に入って参ります🫡
2:ケア方法ではなく、今の身体にとって「最大可動域」まで充分に動かしているか?でみる
ケアと言っても、首・肩関連のケアは本当にいろいろありますよね。
そこで、何をすればいいのか?というご質問に対して私の根本解答は
今の身体にとっての「最大可動域」まで充分に動かしていればケアならなんでも良い
です👍
方法自体に良い・悪いの基準を当てはめてしまうと、真に身体に合うケアは見つかりません。
歯磨きを例にすると。
どんなにいい歯ブラシであっても、磨き方一つで結果は変わりますよね。
その時の歯の状態によっても磨き方が変わると思いますし、歯ブラシだけでは歯の間は対処できないので異なる道具を使う必要があります。
磨き方、その時の歯の状態によって結果は変わるのに、この歯ブラシは良い・悪い・合う・合わない、で選び続けていればピッタリ合うものは存在してきません。
ここで、選択の基準を歯ブラシそのものにするのではなく、歯ブラシを使う自分、にすれば基準は変化し続ける自分そのものになるので、選ぶ歯ブラシもその変化に限りなく合わせられるものを選ぶことができます。
この話。
ピンとこない方は色々な物事に当てはめて考えてみるとピンとくる事象が思い出せるかもしれません。
歯ブラシは。
歯を磨くことが世間一般的に”磨く”こと自体は当たり前。でも、当たり前なのに実は歯の状態やその時の口腔内汚れに適した磨き方など詳しくは知らずに磨く行為だけ繰り返している場合が多いので例に挙げました🪥
よく、どんなケアがいいですか?と聞かれますので、大前提「方法論ではないですよ」とお伝えしたかったのです☺️
ご自分の身体を自分でわかろうとすること
その身体に合ったケアを自分で選ぶこと
これを意識していれば自ずと”合ったケア”は見つかりますし、身体が変わり続けてもその都度適したケアを選択し続けることができます。
物事の捉え方の癖なだけですので、今そうでなくてもそのように意識し続ければ早くて数週間、ゆっくりの方でも数ヶ月でご自分に合ったケアを選択できる様になります☺️
考えているのに全くピンとこない!と言う方は、「こうしなきゃ」など何か頑張っていることがあるのかもしれません。それらはひとまず横に置いてみて、フラットに、感情の上下を抜きにしてそのまま身体を感じる習慣をつけると良いかもしれません✨
あぁ💦導入なのに長くなってしまった・・・🙇♀️
投稿を分けて、次回、
肩周りの動かせる最大範囲について見ていきます!
整体「華羽」
原田文
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