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読了目安:9分です -2024.11.10-

前回の続きです。

前回の投稿はこちら。

 

1:肩周りの動かせる範囲

肩周りの動きとして重要な肩甲骨の動きは下記の図のように多方向です。

これらの動きを網羅できるように、実際のケア方法と照らし合わせていきます。

 

2:動き

 

準備

動きを明確に行えるように、今回はストレッチポールを利用した方法です。

純粋な肩甲骨の動き動かす方向やどれくらい動いているかなど)を感覚的に掴める方はストレッチポールを使う必要はありません。

 

・内転/外転

まずは、内転外転の動き。

上の図のように、腕を真上に上げた状態で肩甲骨を動かすと内転外転の動きは出やすいです。

※肩甲骨は上腕骨の動きに左右されます。肩甲骨を動かすときは、「肩甲骨を動かすことで腕も一緒に動く」くらいの感覚で、肩甲骨にだけ意識を向けると動きの効率は上がります。

 

この動きの感覚が掴めれば(覚えれば)、ストレッチポールがなくとも、手作業の合間に座ったままでもできます😊

 

・挙上/下制

次は挙上と下制。あげて、さげる、動きですね。

習慣化するポイントを一つ。

最大限下制した際に、背部の肩甲骨下部の筋肉が下方向に働いているのを感じて下さい。

この感覚を身体が覚えてくれると、普段の生活の中で働かせやすくなりますし、繰り返し働かせると下がった状態をキープすることが出来ます。

(頻度多く・上がった状態を意識的に防げれば早い方で2週間、ゆっくりペースの方でも毎日忘れることなく続けると数ヶ月で下がった状態を継続できます😊)

 

下げるためのポイントとしてこちらもありますので余裕があったらケアして見て下さい↓

 

ケア動画はこちらなどが良いかと☺️

画像をクリック↓

 

 

・上方回旋/下方回旋

次は、回転の動きです。この動きは画像の様に上腕も「開いて↔️閉じる」動きが伴います。

腕をこの様に動かした時に肩甲骨は回旋するので、

腕も一緒に、あくまで肩甲骨の動きに意識して、大きく動かしてみると良いです。

 

・前傾/後傾

最後に。前傾後傾の動きです。

前傾・後傾の動きは他の動きとの複合動作なので単発で発生する動きではないのですが、傾きの動きも存在することは知っておくと自分の身体状態に気付きやすくなると思います。

腕をパタパタと動かす動きをすると肩甲骨が前・後ろに傾きます。

こちらの結滞動作でも傾きます。

回転動作との混合動作ですね。

凍結肩(四十肩・五十肩)で最後まで制限が残る動きでもあります。

これ、、取り切れるまで結構時間がかかるのですよね😅時間はかかりますが取れないことはありませんから気長コースで復活させましょう✨

 

3:動きが全て満遍なく出ていることが「柔軟性が維持されている」証

背骨と肋骨を固定させた状態で、充分に全ての動きが行えていれば柔軟性は維持されています。

動かしにくい動きがあれば、普段その方向への動きが起きていないかと思います。

 

肩こり防止のためには

①動きを繰り返し行い引き出す

ことと、

②普段、肩甲骨が同じ箇所で留まっていないか

をチェックして下さい☺️

何のケアをする?は注目度される方は多いのですが、②については意外と気にされていない方が多いです。

柔軟性が低下する理由は、

同じ体勢で長時間い続けること/過剰にその体勢が引き起こされること

が挙げられます。

 

4:普段、気にすると更に良いこと

肩こりになる場合はこのような体勢を長く続けているとなりやすいですが、その時の肩甲骨の位置は上方に留まっています。

この状態に肩甲骨がい続けることで、

肩甲骨を引き下げる力が弱まり

何もしていなくても肩甲骨が上がり続ける状態が継続してしまいます。

 

肩・首周りの筋肉の硬さだけでなく、引き下げる力の弱さも肩こり予防には着目したい点です。

引き下げる力は、全身の姿勢を整える意識をすることで結果的に下げる力は働きますので、肩だけでなく全身の使い方を変えてみて下さい。

 

何が整った姿勢なの?と迷った時はこちら↓やって見て下さい。

 

 

この体勢に慣れて、壁など指標がなくても同じ体勢を取れるようになったら姿勢は整った状態になっています。

 

肩甲骨を引き下げる力も働き始めますので、毎日、繰り返し、頻度高く、意識して見て下さいね☺️

 

肩こりや首こりなどは地味に気になり続けると日々の気分もQOLは下がります💦

お悩みの方はご相談くださいね✨

 

 

整体「華羽」

原田文

 

 

   

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