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読了目安:24分です 2024.12.1

こんにちは😊

久しぶり投稿です。

プライベートで用事があり久しぶりに飛行機&電車&車の片道1日かかる長距離移動を経験しました。それにより久しぶりに足の痺れが起こり、現在調整中ですw

↑坐骨神経痛については後日私を事例にして身体状態&調整過程を投稿いたします🫡

 

今回の内容は。

ここ数日、複数のお客様に身体の変調が見られており、症状の出方はさまざまなものの共通事項がありまして。恐らく季節の変わり目?の影響かと思い、お客さま以外の方々にも現れている可能性があるので参考にして頂ければと思います🫡

 

1:共通事項は「腹圧低下」

皆さまにみられた共通事項は『腹圧低下』でした。

書籍引用:プロメテウス解剖学アトラス3版p.158

簡単に言えば、腹部筋肉の働きが低下したことにより内臓を押し込める力が弱まる&腹膜の柔軟性低下が起きていました。(柔軟性が低下し、腹部を押すと硬さ・張り・抵抗感を感じる)

 

腹部筋力が低下している、と聞くとそれによる影響は「脂肪が増えている」や「お腹が出ている」「体重が増加した」などを連想される方もいると思うのですが🤔

 

これらは全身のバランスから捉えると二の次で、一番の影響は

身体の中心部に位置する腹部の働きが止まっている=全身の動きの連動性が滞っている

ことです。

 

筋肉は一つひとつ、単体で働くことは人体構造上あり得ませんので、連動するはずの箇所が働かないとなれば、他の箇所が過剰に働く/通常の働き方以外の働きを担わされる、などが生じます。

 

得意なことをしていれば疲れは少ないですが、不得意なことをし続けると疲れますよね😅

また、得意なことだとしても過剰に担わされたらそれもそれで疲れますよね。

 

人体構造もそうなっているのです。適材適所。構造に沿った使い方をし続けること”良い状態をキープし続ける”コツなのです。

 

2:影響は足・腰・肩、手と多岐に渡る

腹部筋肉は身体の中間部分にあります。

腹部筋肉の働きが低下する、ということは身体の中心部分の支えが減っていることでもあります。

 

下記の画像のように。

中間の支えがなくなると各パーツの支えに支障が生じて”過剰に働く箇所”逆に”働きが減る箇所”などが生じ、それらのバランス崩れは「痛み」「違和感」「張り感」など身体の変化を知らせるサインとして感じ取るようになります。

・肩への影響

腹部の支えがなくなると、上半身はした方向へ潰れます。

上記の画像を見て頂ければ、肩へ影響があるとなんとなくでも感じるかと思います。

 

具体的に骨で状態を見ると。

肩甲骨が支えきれず、肋の前方への傾きに沿って前に滑り出しています。

 

それにより肩甲骨は”下がる”ことができず、上がり続けて

僧帽筋上部・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋・上腕二頭筋・大胸筋などは短縮し続け、

広背筋・上腕三頭筋・棘下筋・小円筋などは働きが減り硬くなり続ける

ことになります。(上記内容は傾向なのでそうでない場合もあります)

 ★ケアをしても「症状が戻りやすい」と感じている方

中心部の支えが支えが減少した事により、肩周りのバランスが崩れた状態の場合。

 

肩周りのみ調整したとすると、症状は改善すると思いますが支えは依然ない状態ですので

崩れやすい状態は変わっていません

 

施術にしてもセルフケアの場合でも

「すぐ戻ってしまう」

と感じる方もいらっしゃるかと思うのですが、その場合は

・調整が不十分

の場合と

支えが復活していない

場合があります。

🤔セルフでは恐らく調整不十分の場合が多いかと思います。調整箇所は全身に渡るので私でも十分に届かない部分があります(だからこそ崩れを作らないように日々動いているのですが)

 

不調を感じる箇所のみ調整したくなる気持ち、よく分かります。そこが気になるのですしね。

これはもう”そうなっている”のでそうとしか言いようがないのですが、

 

人の身体は

全身がうまいこと機能してはじめて”調子が良い””負担がない”状態

なのです。

 

支えが復活していることは「良い状態を維持する」事にはとても重要なのです。

 

ですが。

これも「原因背景」が分かっていれば何の問題もありません✨

 

腹部の支えの減少により、肩周りの不調が起きていると

分かっていれば

 

肩周りの調整をした後に腹部の支え強化にも意識を向けることができるので良い状態をより長く維持できるかと思います😊

 

・腰への影響

腰は言わずもがな。

腹部筋肉=前部の支え、ですから

前部の支えが減少しているということは後部の支え力が過剰になります。

 

本来、静止で姿勢を保持するには下図の左側が主で働いていれば他は補助として最小限の働きで支えることができます。

 

この支えの主要は腹部筋肉含めた腹部インナーユニットです。

腰に違和感や痛みを感じる時は腰の表層の筋肉が過剰に働いている場合が多いのですが、

それも中心部の上記図の筋肉の働きが弱くなっています。

 

表層をなんとかするよりも、そちらはひとまずほっといて中心部の支えを復活させた方が近道です。なんなら、表層の筋肉は触れずにいても勝手に緊張が解れていることも大いにあります。

(復活、には「強化」と「調整」どちらも含まれます)

 

ゴリゴリ、など頑張っても変化がない場合はひとまずほっといて中心部が働いているか、柔軟性は維持されているか、などをチェックしてみてください。

頑張ってみても変化がない場合は、そこは今調整する箇所じゃない、と身体が教えてくれていると捉えて変化が大きい箇所を探してそこから調整した方が良いです。施術経験から言えることでこの根拠はまだ言葉で示せないのですがねƪ(˘⌣˘)ʃ

 

・足への影響

足は先ほどの画像の通り。

中心部の支えが弱くなると働きは過剰になります。

上図を見て頂きお分かりのように、中心部の支えが減れば股関節の力も同時に弱まります

股関節伸展の働きはかなり減少していますね。

お客さまは定期的に見させて頂いている方が多いので、痛みまでは至っていなかったのですが、症状を感じていなくても皆さま太もも前側・外側の張りや硬さがかなり見られました。

現れる症状としては、

硬さ・痛み・痺れ

人それぞれです。

 

硬さだけであればいいのですが、この状態は膝関節にとても負担がかかります。

 

膝関節は単純な作りなので、支え、には向いていません。

上記図の硬さが顕著になってくると支えに回らざる負えないので、負担がかかり続け関節の摩耗にも繋がります。

この様な骨変形にも繋がるので気を配りたいところです。

 

足の働きが過剰になっている場合、短期で起こっているのであれば腹部の働きを復活させれば緊張は容易に緩和できると思います。

数週間以上その状態が続いている場合は、足の筋肉自体の緊張を緩和する必要があるかと思います。 

 

中心の支えが減少している場合、歩き方も変わりますので下図の左側のような歩き方になっていないかもチェックしてみてください。

 

セルフケアはこちらをご参照ください😊

画像をクリック↓

 

・腕/手への影響

腕/手の症状も現れ方は人それぞれです。

硬さ・痛み・痺れ、などなど。

 

支えの順序としては

背骨→肋骨→肩甲骨→腕→手

ですので大元の支えがない状態では腕や手は過剰に働くことになります。

腹部の支えは、背骨→肋骨の支えを担っています。

 

根元の支えが減少すると末端にも支障が出ることにつながります。

腕は肩甲骨の状態に左右されますし、肩甲骨は肋骨の状態に左右されます

 

腕や手に症状が出ている場合は、末端が過剰に働いている状態なのでは?とまず思ってください。

腱鞘炎などもそうですね。

炎症自体はそこで起きていても、その炎症(過剰な負担)が起こった要因は根元の支えが不十分のまま末端を使いすぎたことが要因としてあることが往々にありますから。

 

腕や手に症状が現れている場合は、

三角筋・上腕二頭筋・烏口腕筋・大胸筋が過剰に働いている/短縮している場合が多いです。

これらの筋肉の下は腕や手への神経も多数通過しています。

筋肉が過度に働いている、短縮が起き続けていると下の神経を圧迫しやすくなります。神経が圧迫されていると痺れや動きにくさを感じることもあります。

 

腕や手の症状も要因の大元は中心の支えが減少したことからはじまっていることはかなり多いので中心の支えはチェックしたい箇所です。

 

セルフケアはこちらをご参照ください↓

画像をクリック

↑これはチューブでなくても、100均などで売っている平ゴムでも代用できます✨平ゴムの方が弾力が弱いのでストレッチ向きですし、輪っかもできますので自在かと😊

セラバンドは色々なものがありますが、ゴムなので安いものだと劣化すると切れます。(この前切れたw)

長く使い方はこちらがお勧めです↓

 

 

3:身体の不調の変化に気づけるようにすると👍

腹部筋肉の働きが減少すると、単にスタイルの変化だけでなく様々な変調が起きやすくなります。

全身は繋がっていますから、主要となる中心部の支えは常に維持されるように意識すると不調の起きにくい身体を作ることに繋がります✨

 

働きが弱くなる要因は、姿勢の崩れだけでなく、内臓の不調もきっかけになります。

今回のように季節の変わり目による様々な影響が結果として腹部筋肉の働き減少に繋がることも大いにあるので、弱くなっていること自体に負い目を感じることはありません😊

 

身体の変化に気がつける様にする

ことが重要ですので、気づいたら意識を再び向けて復活させてあげれば良いのです✨

 

自分1人では変化への気づきがどうしても遅くなってしまう方は、私たちの様な専門家の力を借りてくださいね👍

 

セルフでも身体は十分維持できると私は思います。

 

すべてセルフで行うやり方は、

ケアが好きな方や、運動が好きな方、身体に興味がある方、などには向いていると思います✨

 

身体の感覚が鈍くなりやすい方や、

仕事や日々のやるべきことの多さにより身体へ意識が向ける時が少ない方、

運動がそもそもあまり好きではない方、

は専門家の力を定期的に借りておくと「良い状態を維持する」という観点から見れば良いだろう、と思います。

 

あとは。

どれだけ良い状態を維持したいか、希望度合いにもよりますね😊

 

・不調が明らかに出始めてから集中的に治療を開始する

・定期的にちょっとずつ力を借りて自分だけでなく外からも変化チェックを受けて集中的に治療をする必要がない状態にし続ける

・常に自身の身体の変化に気づける様にして(身体を感じる感覚を高めておく・定期的な運動など)気づいた時に力を借りる

どの方針で行くかは人によって異なると思います✨

 

どれもご自身の選択ですのでどれが良いかはご自分で決めるのが一番です♪♪

 

一つ間違って間違って伝わって欲しくないことは、

自分で自分の身体をコントロールする、ということは

すべて自分でなんとかする、ということではありません😊

ということ。

 

自身の特性を踏まえた上で、何が自分にとって一番ベストか、を知っていてそれに合わせて対応ができる、ということです✨

 

感情を抜きにして、客観的に、長くつ続けられる方法を選択してみてくださいね✨

 

赤羽までお越し頂ける距離にお住まいの方は何なりとご相談くださいませ😊

 

 

整体「華羽」

原田文

 

   

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