読了目安:20分です 2024.12.16公開
こんにちは☺️
今回の内容は、動画でアップした内容「腕全体的にぼやんと感じる痺れについて」の補足として書きました。こちらの動画を見て頂いた後にお読み頂くことをお勧め致します。
画像をクリック↓
0.なぜこんなに細かく神経についてお伝えしているのか
皆さんが詳細に神経走行を知る必要はないのですが、
・そもそも神経が走行する箇所は決まっている
・どこの神経に支障があるかによって”痺れが現れる箇所が異なる”
ということを知った上でアプローチ方法を選んで欲しいのです。
「良い悪い」ではないことを前提として書きますね☺️
痺れを感じて、病院に行った際の対処は服薬投与が多いかと思います。
その対処が要因背景と合致していたら服薬投与でも解決すると思いますが、合致しない場合もあると思います。
医師もあなたの身体全てを知っている訳ではありませんので、医師の持つ評価基準から選んでアプローチ方法を選択しています。
大前提、医師の判断は「疾病か否か」であり、「画像的異変・数値的異変」がなければ対処する必要がない
となりますので、経過観察となることも多いですし、アプローチ方法も解決のための方法とは言えないこともあり得るのです。
これはそういうものなのです。
昔からの友人で医師でもある方にこの話をしたところ、「まさにそう!」と共感していましたので偏った見解ではないかと思います☺️
皆保険制度もありますから、何かあったら医師に相談すれば解決する、との前提がどうしても環境的に持ちやすいので
身体のことを一番知っているのは自分自身であることは大前提の元、
他者に異なる見解を求めはしても選択責任は常に自分でいる
ことは気をつけたいところです。
ですので。
例え対処がない、と言われたとしてもそれは医師の持つ判断基準からすると対処方法がない、だけであって身体が変化する可能性がない、ことではありません。
痺れを感じると感情も左右されやすいですしQOLも下がりますので早く解決したいと焦りも感じやすいです。
だからこそ客観的に。
人の身体はそういうものなのだな、では自分の場合はどうだろう?
と、見て頂き、身体が良い方向に変化する可能性だけをみてみてください☺️
そして何より✨
「痺れを感じる」
と、いうことは
神経伝達はされている
ということです☺️
”感じない”場合や外傷により物理的に神経にダメージがあった場合は損傷している可能性が高くなりますが、感じているのであれば圧迫の可能性が高いと思います。
違和感はあるけれど日常生活は送れている、のであれば解消の道筋は立つかと思います。
ぜひフラットにご自身のお身体、みてみてくださいね😊
1.腕の神経走行
動画で、痺れを感じた時の身体チェック項目の一つとして、どの場所に痺れを感じるかをみることを話しています。
皮膚の感覚神経は全身に走行していますが、場所によりそれぞれ走行する神経が異なります。
神経は走行中に分岐を多数するので上記のように名称がたくさんあるのですが、大元の脊髄から分岐した神経が、
分岐していき、この様にそれぞれの箇所の感覚を伝達する働きを担っています。
2.痺れの場所で要因背景を探る
「痺れ」と言っても神経大元が要因になっているか、末梢神経が要因となっているかは異なるので、それを判別するには
痺れをどこに感じているか
が重要になってきます。
神経大元が要因になっている場合
神経大元とは、脊髄からの分岐です。
神経大元部分が要因背景になっている場合は、下図の該当箇所に痺れを感じる可能性が高いです。
(可能性、と書いているのは感じ方は主観的なものである為断定してしまうと他要因だった場合そちらを見落としてしまう可能性がある為です)
末梢神経が要因となっている場合
末梢神経とは、脊髄から分岐した神経がさらに分岐して各細部に走行した神経を指します。
これらの末端の神経分布箇所が先ほどの図になります。
これだけ、神経走行は複雑であることを知って頂ければ良いなと思います。
複雑ではありますが、人の身体は可逆性(変化し続ける性質)がありますので、どこかの神経に不具合が起きているだけですので対応は早めに検討して頂くことをお勧めします。
3.じゃあ、どうする?
とは言え・・・同じ箇所の痺れを感じていても身体によって整える箇所が異なるので特定の方法が提示できません😭
ですが!
動画でお話しした様なケアは腕のしびれであれば大なり小なり有用です✨
少しでも「身体は変化するものだよな!」と良い方向へ考えて頂く為にも上記ケア以外にも、使える指標をお伝えします☺️
ケアのコツ(動画ではカットした部分)
長くなるのとうまく伝わらない可能性もありましたのでカットしました—✂️
例えば。
手部に痺れを感じた場合。
手部に伝達する神経は手部より中枢に近いところから走行が始まっています。
ですので。
手部に痺れを感じていたら、
その箇所から中心部に近い部分に不具合が起こっている
可能性が高いです。
少し上であることも多いですし、
中には首から肩、腕全体にかけて不具合が起こっている場合もあります。
正中神経・尺骨神経・橈骨神経走行途中の圧迫による痺れについては後日追記致します☺️
現在画像作成中
解決に向けて
一時的に解消するだけでしたら、痺れを感じている付近から中心寄りの部分の筋肉や組織の硬さをチェックしてみてください。
根本的に解消するには、首から肩周り全体、腕全体の硬さを徹底的に取り除いてみることをお勧めします。
私は施術では。
例え部分的な痺れであっても可能性がある箇所はどれだけその場所と離れていても調整します。
例。
手部の痺れ→前腕肘部分の硬さが要因であった→肘部分の硬さと連動して首・肩・胸・腹部の硬さも繋がりがあった→結果的に根本解消の為には手部の痺れ解消のために腹部-胸-首-肩-腕表裏全体の調整が必要だった。
人の身体は全体で一つ、なのです🙂↕️
現れはじめた時期により対処内容は変わる
動画でもお伝えした通り、感じ始めてから1−2週間であれば、柔軟性を高める為に動かす&伸ばすことで解消することが多いです。
長年に渡って感じ続けている場合は神経走行を考慮して不具合箇所を特定する方が解消まで最短で向かえるかと思います。
正直なところ。
1年以上、同じ箇所に痺れを感じている場合は専門家に「直接」詳細評価して貰った上で整えていくと確実かと思います。
神経圧迫の可能性が高いとなると、痺れを感じている期間それらの硬さも継続されていたことになります。全身はひとまとまりで動いているため、特定の箇所の動きが変われば他の箇所の動きも変わります。
どこかが使えなくなっているなら、代わりに別の場所が働く。連動して特定の動きを引き出しているのであれば、連動している箇所が過剰に働く。
それにより、時間が経てば立つほど、全身のバランスは崩れる方向へ進みやすいのです。
痛みや違和感それ自体に良い悪いはありませんが、不具合のサインであることには変わりありませんので身体を長く快適に使い続けるためには不具合は早めに解決していく方が良いです😊
専門家に相談する場合
ではどうやって専門家を選べば良いのか?
とのご質問が出てくるかもしれません。
試して欲しい選び方は。
「今の自分の身体の状態を知れる施術が見つかるように」
「根本的要因に対してアプローチを行う施術が見つかるように」
という視点で情報を取っていくとなんとなくでも「この方の施術は合いそうかな」などピンとくる情報が目についてくると思います。
「赤色」を意識して街を歩くと赤色のものばかり目につく現象と同じです。
「この方」書きましたのは。
”人”の身体を調整する仕事で私が感じることで、その方にとってのベストな施術者がいる、と思うからです。
例えば。
言語だけみれば「肩が痛い」と同じ主張がある2人がいても、
その痛みは身体からのどんなサインなのか?
それをどうしたいのか?
何のために解消したいのか?
何を求めているのか?
などなど
は全く異なります。
人の身体は器ではありますが、心や環境や思念と密接な関わりがあります。
施術側だけをみれば、技術や知識は日々研鑽を積み続けるのは必須ではありますが、直接人と人が関わることですから”相性”といった部分も大きいのです。
簡易でちょっとした身体調整をお求めでしたら皆さまもそこまで選ばないと思いますが、しっかり整えるのであれば色々選ばれると思います。
物を選ぶときはレビューが参考になると思うのですが、人と人に関しては計りきれないことの方が多いですので、参考にはしつつ、フラットに客観的に自分の身体を感じながらピンとくる方に相談されると良いかと思います。
赤羽にお越し頂ける方で、ブログや動画をみてなんとなくピンときた方はぜひご相談くださいね☺️
今回、なぜこんなに腕の痺れについて出そうとしているんだろうかと自分でも思ってはいるのですが、恐らく腕の痺れの解決に向けて求めている方と私に出来ることが繋がっているのだろうと思います。
具体的な解決方法は、言語ではご説明に限界がありあまり出せない為、期待外れだなとお感じになられた方もいるかもしれません。
ですが、
それさえも求める快適な身体になっていく為の道でもあると思いますので、ご自身のお身体の可能性、ご自身が一番感じてあげてください✨
整体「華羽」
原田文
赤羽駅から徒歩5分|全身調整 整体「華羽」