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-2025.3.20-

こんにちは☺️

今回は、首の筋肉の緊張の抜けにくさです。

0:首の筋肉を緩めるコツ

首の筋肉にある筋肉のうち、動きをメインに担っている表層の筋肉は、

鎖骨

肋骨上部

肩甲骨

についていますので、これらの動きが悪くなっている(これらの周囲の筋肉の動きが悪くなっている)場合は首の筋肉をいくらストレッチしても変わりません・・・。

 

今回は硬くなっていた箇所に絞ろうと思うので、

・首なのになぜ肩?肋骨?肩甲骨?

・首の表層の筋肉て何のこと?

・いやいやゆるめたいのか首なので首の硬さについて教えて欲しんだけど・・・

などなど思われた方は首関連投稿をご覧頂ければケアのヒントになるかと思います✨

首関連投稿

 

1:腕が最大限上がっていても硬くなっている箇所

本日のお客様の中でもこれから書く箇所の調整を重点的に行った方がおり、大抵は皆さん要因は異なるのですが今日はここの調整を1日中よーーーく行いました。

(寒かったことやお忙しいタイミングなど皆さまタイミングが重なった様です)

 

どの方も、腕は耳横まで上げることはできていました。

肩関節の可動域制限は起こっていなかったわけです。

 

でも。

とてもとてもとても・・・・硬くなっていた箇所があった!!

かなり頑丈!!なんてこった。

 

それは、ここ。

緑色の部分。特に点線部分。

 

広背筋、前鋸筋、外腹斜筋、三頭筋、大円筋、肋間筋、脊柱起立筋、他にローテーターカフなどひとまずこの辺りの筋肉全て「筋肉の境目がわからないほど筋膜がくっつきすぎて滑走性不良になっていた」のです。

 

筋肉、全部くっついてる。

 

ここが硬い場合に、腕が上がりにくくなる方もいます。

背部の緊張が強く、広背筋や脊柱起立筋などガチガチで伸びにくなっている方などはここが要因で腕が上がりにくくなります。

 

今日の方々は、元々関節の可動域が広い方や、普段から腕を上げることをされている方で、腕をあげるくらいであればこの箇所が硬くなっていても問題ない方々でした。

 

2:胸の筋肉も同時に硬くなっている

首が伸びにくくなっている場合、この脇の部分の硬さと対になるようにして大胸筋も硬くなり、周囲の外腹斜筋や上腕二頭筋などと筋肉の境目がわかりにくくなる程滑走性が悪くなっている場合が多いです。

ここで着目したいのが、青い三角部分。

これほど明確に分別されている部分ではないのですが、背部の筋肉と胸部の筋肉の滑走性が悪くなっていると上記の様に三角部の余裕はなくなります。

※あくまで私の頭の中のイメージを再現した感じの図です。

 

滑走性が良い状態のイメージはこちら。

背部、胸部、肋骨部の筋肉の滑走性がよく、それぞれ別々の働きを全うできる状況です。

 

3:ここ・・・ストレッチで改善する?

残念ながら伸ばすだけでは改善しません😭

 

なぜって。

滑走性が悪くなっているので、その状態のまま伸ばしたら「滑走性が悪いまま伸びる」現象が起こります。

滑走性が悪い状態はこんな感じ。筋肉と筋膜含めた結合組織がくっつきあっている状態⬇️

この右図のような状態では伸ばしても滑走性は改善されず、伸びるところだけ伸びる状況が作られます。

 

4:滑走性改善には、圧をかけながら動かす

圧をかけて動かす理由は、筋肉と筋膜を離れやすくするためです。

筋肉も筋膜も線維性の組織です。

 

糸がぎゅっとなっている状態をイメージして貰えば分かりやすいかと。

これをほぐして糸通しを動きやすくするには、そのまとまりを単に伸ばしてもほぐれないですよね。

ほぐすには、

指を当てて、少しだけ摩擦をかけながら左右前後に指を動かしていくとほぐれやすいですよね。

 

圧をかけて動かす、もこれと同じ原理です。

筋膜は線維の性質上「摩擦」と「熱」でゆるんでいく特徴があるので、温めて行うとよりほぐれやすいです。

 

この箇所のセルフケアは動画で出しているものはこちらなのですが・・・

画像をクリック⬇️

 

今日の方々を調整した限りではこれらのケアでは改善されないだろうなぁ・・・という残念なお知らせです。。

(基本的にはセルフケアで難しい調整をしておりますのでそうはなるのですが、、、セルフケアも考えてみますー)

 

ただ!

全く変わらないことはないので特に首ケアライブの内容はぜひ試してみてください✨

軽度の方であれば、上記の大円筋三頭筋ケアで壁を使ってケアするバージョンがあるのですが、そちらは効果があると思います。

私がこの辺りの硬さ出てきたかなぁと思った時にやってとても効果実感しています!!

 

後は、胸椎を伸ばすこともやって欲しいです。

胸郭に関しては過去にライブで行っておりますのでよろしければそちらもご覧ください。

 

他に、脊椎アライメントを整えて胸と背部の緊張を解くためにこちらもぜひ試して欲しいです。

 この状態で↑、口を窄めて思い切り息を吸ったり吐いたりしてみてください。風船を膨らませるように。

そうすると、胸郭を起こした状態で腹横筋という腹圧をかける筋肉を働かせることができます。

腹圧が復活すると胸郭を支える力が復活しますので、首痛の最大の敵である胸椎の丸まりを解消しやすくなります。

 

お客さまの変化として興味深いことを仰っている方がいました。

「途中で、首がふっと抜ける感じがしたんですよ」

と調整中に変化を感じられておりました。

因みに、この方は先週首ぎっくりをされ1週間痛みが続いておられた方で。本日は念の為再来された方でした。先週は首の細かい筋肉も調整しましたが、本日は調整の必要はなく表層の筋肉の調整で首はよくなりました☺️よかったよかった。

 

他に首がやや短縮された方も、

調整後に立ち上がると肩甲骨がストンと落ちやすくなり胸椎の丸まりも解消されていました。

  

首の痛み、違和感を感じる場合や、頭痛にもなっている場合も、首ではなくまず鎖骨の状態や肋骨や肩甲骨の可動性をチェックしてみることをお勧めします✨

 

首。頭痛を伴うものでもゆるまりますので首以外の箇所の硬さ、関節の可動性が出ていても、胸周り、脇、肩甲骨下辺りの硬さが盲点になっていることが多いので気にしてみてください^ ^

 

首のお悩み、セルフケアよりももっと改善して快適にしていきたい!と思われた方はご相談ください💕

 

整体「華羽」  

原田文

 

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