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-2025.3.20-

こんにちは☺️

ブログ投稿もまたちょこちょこ書いていきたいと思いますのでこちらも身体ケアのヒントになれば幸いです。

 

今回の投稿は「ぎっくり腰」についてです。

丁度、整体とは別の仕事にてお会いした保育士さんが腰のお悩みをお持ちでしたのでその方の身体状態を1ケースとして書いていきます。

 

その方は、最近ぎっくり腰を数ヶ月の間で2度起こし、起こると1週間は動けなくなっていたとのことでした。整形外科を受診し、レントゲン上では脊柱管狭窄症だと言われたそうで、取れる対策は手術と言われたとお聞きしました。

まずお聞きしたのは。

「手術、受けようと思っていますか?」

即答で

「手術嫌ですーーーーー!!!」

とのお答えでしたので対策を一緒に考えさせて頂きました☺️

 

これ、結構大事です。

手術というものの良い悪いの話ではなく、自身の気持ちが快く向かない選択は身体にとってもベストでない場合がある/A案しか見えていないだけで他の選択肢もある場合が多いのです。

なぜ?については結構なボリュームになるので省かせて頂きますね😅

 

身体、心も、とても正直です。

どうにも出来ないかも、と思うときこそ頭で考えるより、例えば私でも誰でも良いので

「出来れば・・・どうしたいですか?どうだったらいいですか?」

と聞いて見てください。

(他の誰かに言われる想定は結構ミソですね!)

 

聞いていてもイマイチ、、の方は

「心がホッとする方、気が楽になる方」を選んでください。

それが手術であればその方向に進む方が自分にとってベストなはずです。

これはご自分にしかわからないとですのでね。

 

今、A案しか浮かんでいなくても。

そこにもやっとした気持ち、躊躇した気持ちがあるなら、A案がベストでない可能性があります。A案であっても今ではないのかもしれません。

 

簡単に言えば。

視野が狭くなっている可能性が高い、ということでしょうか。

無意識的に”この立場の人が言っているならそれしかないのか・・”と思っていないかな、ということも見てみて欲しいのです。

 

その上で。

良くなりたい、身体快適になりたい!と言う気持ちがあるならぜひ正直に突き進んで欲しいのです。

プラスで行けば何とかなる!という奔放な話ではなく。現実に手術以外の選択肢あります。むしろ手術はあくまで選択肢の一つです。医師もそれをもちろん承知で“絶対”とは言ってないとはずです。本当に外科的処置が必要不可欠ならそのように言っているはずです。

いやでもね・・・・・と思った方は、手術以外の方法でも何とかなるのか実験してみる✨くらいの気持ちで進んでみると良いかと思います。

※ここでは手術の選択については省かせて頂きます。しつこい様ですが選択肢自体の良し悪しの話ではないので誤解のない様に。

 

1:身体をみて要因を絞り込む

対策を考える上で大事なのは、ざっくりでも「なぜ起こった?」を探ることです。

痛みには必ず要因があります。

筋肉・筋膜性の痛みであれば要因はさほど複雑ではありません。(よほど長年でない限り)

 

ぎっくり腰を簡単に説明すると

まず。

ぎっくり腰というものをすごくすごく簡単に説明するなら。

”深層の支える筋肉の働きが弱くなっていて、その状態で表層の筋肉に頼って動いている為、硬さや緊張が積み重なりキャパオーバーになった状態”

です。

厳密に言ったらその方それぞれ違うのですが大枠はその場合が多いかと。

 

あの強烈な痛みは、過度な負荷により筋肉や組織が負荷に耐えられず炎症を起こした為強烈な痛みを感じるのです。

その後、どれくらいで動ける様になるかは「筋肉や組織が修復or緩む時間による」ので、半日の方もいれば1週間かかる方もいます。

 

その方の場合は1週間でした。

これは長い方かと。

かなり負荷かかってますね、、短期間で2度ですから相当の負荷です。

 

何がそんなに負荷になっていたの?

一日ご一緒してましたので、仕事の間も何気なくその方の動きを見る機会はたくさんありました。

その方はとても元気でそれはもうよく動ける方なのです。

そう、じっとしていて負荷が重なったタイプの方ではない。むしろそのたくさんの動きこそ腰にダメージを与えていました。

 

①コア筋不活性

動き、そのほとんど全てが

表層の筋肉のみで動きが起こっていた

のです。

 

これはかなり重要案件です。

コア筋

という言葉を聞いたことがあるでしょうか??

 

コア筋というのはざっくり説明すると「支える筋肉」です。

コマを想像してください。

軸になる棒の部分があるからこそ、回転速度が速くなっても均等に回り続けることができます。

コア筋はコマの軸に当たる筋肉です。

軸がないコマ・・・それはもはやコマではない。。その軸がふにゃふにゃ素材で出来ていたらと想像してみると・・・回そうと思えば思うほど、コマは傾き軸は潰れてどこかに吹っ飛びもしそうですね。

 

身体に置き換えてみると。

軸が、コア筋。

周りの回っている部分が表層の筋肉、動筋。

(コア筋と動筋の明確な区分けはありません。どちらも担う筋肉もあります。働き方から見た区分けです)

 

この方は、軸となるコア筋の働きがないまま、表層の筋肉頼りの動きをされていたのです。

 

その方の性格や性質とこれまでのお話を聞く限りでは🤔

出産により股関節、骨盤周囲の筋状態が変化しコア筋の支えが復活しないまま現在に至ってしまい、とても元気な快活な方なので”動けてしまう”ので知らず知らずの内に負荷が積もり積もってぎっくり連発までに至ったのだと思います。

 

②腰椎の動き制限

上下の動きを行うときには、しゃがむ際に骨盤が前に傾き腰椎は伸展(反る)方向に動きます。

その方の動きを見ていると腰椎の動きがとても不自然でした。

不安感からコルセットをつけていたのでその影響も大きかったのですが、外した状態でも上下の動き→下肢の動きに合わせて骨盤と腰椎がスムーズに出にくくなっていました。

コルセットは、激痛がおさまってきて筋肉がある程度動く様になったら「固定」が目的のものは外して動きを出していくことをお勧めします。重いものを持つ・長時間の運転など不安がある場面などではつけて他の場面では取るなどしてみると良いかと思います。筋肉は動かないことでも過度な緊張を引き起こし伸び縮みがどんどん出来なくなっていきます。炎症が収まればお役御免の道具、と思って頂けると良いかと☺️

腰椎の動き制限は腰痛や腰の張り感を感じておられる方によく見られる症状です。

これもコア筋の不活性からくるものであり、脊椎のアライメントがレントゲンで崩れて見られた方は腰椎の動きが制限されているはずですのでコア筋の活性化と共に動きを出していくと痛み軽減に繋がります。

 

2:「ひとまず」何からはじめる?

私がその方とお会いできるのはタイミングが合えば月1回。(伺った際に勤務日ではない場合もあるので)

セルフケアで身体の変化を感じて頂くために・・・

「ひとまず」これ!!

とお伝えしたのが、

①椅子に座り

②骨盤倒した状態で

③片方の足をだいか別の椅子に乗せて

④内転筋の根元を最大限伸ばす!

⑤反対側の足も床に足をつけたまま開く(こ関節可動域広い方だったので)

です。

このケアです⬇️

ショート動画

本編動画

 

身体のケアは、

「身体って、変わるものなんだ!」

とその方自身が自分の身体で感じて頂くことが一番効果がでます‼︎

 

それにはやり方や動かし方もとても大事なのですが、変化を感じるにはセルフの場合は1−2週間試して頂く必要があることも多いです。

調整後なら既に身体の変化を感じて頂けるのでセルフケアはかなり効果が出ていくのですが、はじめからセルフの場合は「続ける」ことがまず一つのハードルでもあります。

なので。

簡潔に!これだけ!!ひとまず!

が良いかと思います☺️

 

因みに理由を書くと。

内転筋は、コア筋でもあり、脊椎と骨盤を支えるとても重要な腹部インナーユニット(腹横筋・多裂筋骨盤底筋・横隔膜)と連動して働きます。

腹部インナーユニットは働きを感じるにセルフケアの導入としては上級コースになるので続ける観点で言うと取り掛かりはじめには向いていないので、働きを感じやすくストレッチもほぐしもしやすい内転筋が取り掛かりとしては適していると思います。

 

内転筋と言っても、動画でお伝えしているように太ももの中央部でも膝近くでもなく、根元を伸ばして柔軟性を復活させることがとても重要です。

ただ足広げて伸ばせば良いわけではないのです☺️

 

骨盤が倒れていても内転筋根元は伸びませんし、簡単ではありますがそれなりにコツはありますのでコツは押さえた上でよーーーくじわじわと伸ばして行ってください。

 

※色々な伸ばし方があると思いますが、ひとまずは動画の方法そのまま行って見てください✨感覚掴んだ後は独自アレンジでも良いかと思います♪

(アレンジしすぎると別の箇所に緊張が入ったり、実はよく伸びていなかったりする場合がありますので😅)

 

3:セルフでケアを進める場合にぜひ心得ていて欲しいこと

たとえ。

思うような変化が現れなかったとしても。

「私の身体はここが主要因ではなかったと言うことか」

と捉えてみて欲しいのです。

 

もしくは。

少しでも変化が現れていたのであれば。

「きっと要因がいくつかあったんだ。そのうち一つを潰せたんだな。この調子で潰していくぞ」

と捉えて見て欲しいです☺️

 

施術では、90分の中で1つや2つの痛みや違和感に対して数十以上・・何十?の調整をします。(数えたことがないのでわからないw)

今回書いた内転筋の調整もよくしますが、それでさえも数十のうちの一つです。

セルフケアと専門家に依頼する違いは要因特定してから調整に入るだけでなく、このようなアプローチ数の差もあるのです。

 

ですので。

地道な道ではあるのです。

(ここ数日の違和感痛みなど軽めの方なら一発で変わる場合はかなりあります!!✨)

 

それ前提で。

身体は必ず変わる。

そもそもそういうものなので、ぜひすぐに諦めることなく「快適な身体を創る過程なんだ」と捉えて頂き、うまくいかないと感じたことでも”ここじゃないことがわかった”進んでいる前提で続けてみてください☺️💕

 

その方にも。

また次お会いしたときに経過教えてください♪

とお伝えしました。

これはちゃんとやってるか!?ではなくw、

効果が薄かった場合は違う箇所をアプローチする必要があるのでその為に知りたかったのです☺️

恐らく違うことはほぼほぼないと思うので、違うというよりは「足りない」可能性高いかなぁとは思っているのですよね。

(調整はしておりませんが、動いている様子、かなり見れましたので確証はかなり深いw)

 

この方の事例はまた経過を投稿していこうと思いますのでそちらも参考になれば幸いです💕

 

整体「華羽」  

原田文

 

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